一度聞いたら忘れられない人名|名前で最も期待された男の話

名前

以前読んだ本に、名前に関する面白いことが書いてありました。

人は初対面の人に対し、名前を聞いただけで、無意識下にその人がどんな人かイメージするそうです。

例えば、以前、田中さんという人にお世話になった人は、初めて会う人が「田中」という名前だと「この人も良い人なのかな」と思うそうです。

逆も然り。

もし過去に悪い思いをさせられた人と同じ名字の人がいたら、警戒するはずです。

このような意味で、名前大切な第一印象と言って良いかもしれません。

今回のテーマはその名前について。

今まで僕が会った人の中で、最もインパクトのある名前&悲劇をお伝えします。

名前からして天才

名前それは中学一年生の時でした。

学校が始まって間もない頃、クラスメート全員の名前が載った紙を配られたのですが、その中に一際目立つ名前がありました。

それは

●大

フルネーム漢字2文字の男子生徒でした。

●が苗字。

大が名前。

個人名なので●を使わせてもらいますが、これは誰もが聞いたことがある日本最高峰の大学の名前でした。

その名前を見て、教室が一時騒然となったのはいうまでもありません。

名前で人気者に

●大君は、中学入学と同時に他の地域から転校してきた生徒。

その実力は未知数でした。

当然のことながら、多くの生徒はこう思いました。

こいつ、絶対に頭良いだろう

入学から間も無くして、●大君の席の周りには多くの生徒が集まるようになりました。

皆、初めて見るその珍しい名前の生徒がどんな人物なのか興味津々だったのです。

他のクラスの生徒がわざわざ彼を見に来るほど大盛況でした。

名前が招いた悲劇

しかし、徐々に●大君は評価を落とすことになります(性格にいうと、勝手に評価を落とされる)。

勉強ができない疑惑が浮上したのです。

授業中に先生から当てられても●大君は、答えられなかったのです。

そして、一学期の中間テストが決定打となりました。

なんと、●大君は5教科の合計点がダントツでクラス最下位だったのです。

今では信じられないかもしれませんが、当時はクラス全員の名前と点数が記載された順位表が皆に配られていました。

その後も、1学期の期末テスト、2学期、3学期と安定してクラス最下位の●大君。

名前から勝手に抱かれた天才像は、綺麗に崩れ去りました。

「●大」という名前への期待は尋常ではありませんでした。

中には期待を裏切られた生徒が、彼に対し「詐欺罪だ」という一幕も(もちろん冗談ですが)。

不幸中の幸いだったのが、●大君は小さなことは気にせず、大雑把な性格だったこと。

周りから何を言われても、「だって俺、勉強嫌いだもん」といつも笑っていたので大事には至りませんでした。

しかし、彼の存在から、名前というものはこんなにも大きな力を持つのかと思わされたのはいうまでもありません。

まとめ

以上、今まで僕が出会った人の中で、最も名前によるハードルが高かった人物の話でした。

今回の例は極端なものでしたが、この名前による第一印象は誰もが持っているもの。

そんなに変わった名前でなくとも、その名前が相手にとって特別な意味を持つ場合、意識されるかもしれません。

例えば、自分の名前が相手にとって忘れなれない人の名前と一緒だったら、少なからず意識されるでしょう。

たまたまかもしれませんが、女優の戸田恵梨香は付き合う人の名前が3人連続で「りょう」だったそうです。

これも名前によるマジック(?)。

皆さんも気づいてないだけで、名前によって得したことや損したことが実はたくさんあるかもしれません。