パワハラする人が存在できる理由|そのメカニズムを解明

怒り

先日、お昼のワイドショー番組にて、ある芸人のパワハラ騒動を特集していました。

その芸人は後輩芸人に対して度重なるパワハラ行為をし、それが原因で所属事務所を退所することになったんだとか。

一連の報道を受けて、スタジオにいるコメンテーターたちは口を揃えこう言っていました。

自分が目上だからかもしれないが、彼は自分に対してはすごく礼儀正しかった

僕自身、ここにパワハラする人が存在できる理由がある気がしてなりませんでした。

その点も含め、パワハラのメカニズムを解明していきます。

パワハラする人が存在できる理由

そもそも論ですが、なぜパワハラする人は消されないのでしょうか?

人に対して高圧的に接する。時として、精神的に人を陥れる。

普通に考えて、そのような人が存在し続けるのは難しいことのように思えます。

しかし、パワハラする人が世の中に一定数存在するのも事実。

僕なりに、パワハラをする人が存在を許される(厳密にいうと、そうせざるを得ない)理由を、下記にまとめました。

それは大きく分けて3つ↓

  1. 技術
  2. 年功序列
  3. 人間関係

順に説明していきます。

まず一番目の「技術」。

例えば、もし何からの作業をする際、それをできる人が会社に一人しかいないとしましょう。

その作業は、絶対に必要なもの。

それなしでは完成しない。

ここで質問です。

もし、それをできるたった一人の人が、すごいパワハラをする人だったらどうでしょうか?

おそらく、皆は不満に思うものの、その人しか頼る人がいないので、ある程度は我慢するのではないでしょうか?

高度な技術を持つということは素晴らしいことです。

しかし、場合によっては、その技術力を利用して高飛車になる人もいるはずです。

2点目は「年功序列」。

昔と比べて大分変わってきましたが、未だに日本は年功序列の文化が色濃く残っています。

上下関係と言った方が、この場合、伝わりやすいかもしれません。

特に、体育会系や今回話題になった芸能界ではそれが顕著です。

場合によっては、その人に特殊なスキル・才能がなかったとしても、ただその組織・世界に長年いるだけで、パワーを持っているなんてケースもあるかと思います。

この仕組みを自分の力だと勘違いして、パワハラに走る人もいることでしょう。

パワハラする人の人間関係

そして、三つ目が「人間関係」。

前述の通り、今回、事務所を退所することになった芸人は、後輩芸人に対しては高圧的だった反面、目上の人に対しては礼儀正しかったという側面も持っていました。

個人的には、ここにパワハラする人特有の人間関係があると思います。

マイナスとプラスでバランスを取るのが非常にうまいのです。

ここでいうマイナスとは後輩に対してのパワハラ、プラスとは目上の人に対しての礼儀正しさのことです。

もしも、目上の人が権力や決定権を持つ人であり、その人に気に入られたら、仕事をもらえるなんてこともあるでしょう。

つまり、マイナスをプラスで補うことで、パワハラは存在できるのです。

下記に、そのメカニズムを図で表しました。

パワハラのメカニズム

例えば、人間関係がものを言う芸能界。

テレビに出演できる人は、人間関係の基準点100を超えないといけないとします。

上図の青色のグラフは、後輩からの評価。

パワハラをすると、当然のことながら点数はマイナスになります。

これを仮に−100としましょう。

この時点で、テレビに出演できる基準点が100なのでアウトになります。

しかし、その分、目上の人から+200の評価を得たらどうなるでしょうか?

合計点が100になり、テレビ出演できる基準点に達するわけです。

パワハラのメカニズム
最後に、パワハラが見つかって消えてしまう図式も説明しておきます。

もしも、後輩たちへのパワハラ行為が外にリークしたとしましょう。

それを耳にした目上の人たちの、この芸能人への評価はどうなるでしょうか?

間違いなく、落ちるでしょう。

例えば、それが+200から+120へ落ちたとします。

この場合、合計点は+20になるので、基準点100に達しません。

よって、テレビに出演できないことになります。

実際、今回話題になった芸人は、これからすぐにテレビ復帰することは難しいでしょう。

上記は、極端な例ですが、これは一般的なコミュニティーにおいても当てはまることだと思います。

例えば、学校や会社で後輩・部下にパワハラ行為をしたとしても、それ以上に目上の人に気に入られれば、その人はこのメカニズムで言えば存在できてしまうのです。

つまり、消されないのです。

しかし、下へのパワハラが度を過ぎてしまうと、いつかそれは内部で保たれなくなり、爆発することでしょう。

それはリークかもしれませんし、他の形かもしれません。

いずれにせよ、パワハラが表面化したら、その人は居場所を失うことになります。

まとめ

以上、パワハラする人が存在できるメカニズムについてでした。

まとめると、その要因は大きく分けて「技術」「年功序列」「人間関係」にあるのではないかと思われます。

自分に技術、地位、コミュニケーション能力があっても、それを悪用しないようにしましょう。